鍵平のあゆみ

Origin 起源

鍵平の原点である北前船廻船問屋は、歴史を遡ること340年。西暦1680年(延宝8年)に、仁右衛門を祖とする河村用達が小浜の地で創業したと記録されており、初代からの家督の継承としては、現在に至るまで十三代に亘り先人の想いを守り続けております。

江戸時代中頃、屋号である「鍵屋」は、京との物流の起点となった上市場・下市場において、「御食国」として鯖街道から京へと食文化を繋げる重要な役割を担っておりました。

西暦1803年(享和3年)には、鍵屋平兵衛の分家として「鍵屋平右衛門」が酒蔵を興し、名水として名高い若狭の清流の恩恵により純米酒「八千代」の銘柄で親しまれておりました。その後、本家継承の流れも引き受けることとなり、明治~大正~昭和という激動の時代においても一貫した理念の元、「鍵屋」の商いの道を粛々と守り続けて参りました。
対東亜戦争終戦後の日本の復興の渦の中、酒蔵の統廃合が加速した際、1945年(昭和20年)に酒造業から酒小売業に転じ、更に1962年(昭和37年)には食品小売業へと形を変えながら340年の伝統を繋いでおります。


原点回帰。先人の想いに忠誠を込めて継承してきた商いの道は、「鍵屋平右衛門商店」として創業からの一貫した「至誠」によって次の時代へとその想いを継承し続けます。

 八代目当主 鍵屋平右衛門


1680
延宝
8年
初代
平兵衛
北前船廻船問屋創業
1706
宝永
4年
二代目
平兵衛
北前船廻船問屋
1731
享保
16年
三代目
平兵衛
北前船廻船問屋
1756
宝暦
6年
四代目
平兵衛
北前船廻船問屋
1770
明和
7年
五代目
平兵衛
北前船廻船問屋
1756
宝暦
6年
初代
平右衛門
酒造業創業
1779
安永
8年
二代目
平右衛門
酒造業
1803
享和
3年
三代目
平右衛門
酒造業
1836
天保
7年
四代目
平右衛門
酒造業
廻船問屋
1905
明治
38年
五代目
平右衛門
酒造業
廻船問屋
1927
昭和
2年
六代目
平右衛門
酒造業
酒小売業
食品小売業
1992
平成
4年
七代目
平右衛門
酒小売業
食品小売業
2007

平成
19年

八代目
平右衛門
食品小売業
現在に至る